male

2019年2月23日

 
3.2sat ——
 

Shoko Ikebe
Costume Laboratory
/TALK TO ME

 
 
“male”
men’s collection
orders opportunity
 
 

 
 
 
3/2(土)より池邉祥子服飾研究室の既製服ラインTALK TO MEのメンズアイテムのオーダー会を催します。
 
 
昨年、11月の企画展で初披露されたTALK TO ME初のメンズのジャケットとパンツ。
 
池邉さんが訪れた愛知県一宮市/尾州の産地にある老舗の機屋さんに眠っていたおよそ60年前に織られていた生地。
その生地に一目惚れした池邉さんは、職人さんと協業で糸から研究し現代に蘇らせました。
 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
タイトルを考えていたとき、
“男”という意味をもつ単語をいくつか挙げて、
MENでもMANでもHOMMEでもなく、学術的に男/雄を表す”male”の字面と語感がしっくりきました。
身近なところだとパスポートなどはこの表記ですよね。(女性だとfemale)
 
さらに調べると語源はラテン語のMAL=悪いからきているとのこと。
 
 
ここで、繋がりました。
 
以前、池邉さんがメンズの服をデザイン設計する上で、根底にあるイメージは少しの悪さを感じさせることであると話していました。
衣服に、それを身に纏う人間の色気を表現する池邉さんにとって、男性の色気は悪さが同居しているという哲学があり、
実際に僕自身もこのセットアップをはじめて着たときにはその”すこし悪い感じ”、を感じました。
ご本人からその話を聞く前だったにもかかわらず。
 
品と少しの悪さを兼ね備える衣服。
なかなかお目には掛かれませんが、そういった観点こそが、とても池邉さんらしい服だなと感じました。
 
 
期せずして、どうやら相性のいいタイトルを得た今回のオーダー会。
 
3/2のスタート時にはジャケットとパンツのみのオーダーとなりますが、
20日以降は待望の新作メンズシャツのオーダーが可能になるかもしれません。
(少し制作が押しているので明確な発表の日取りはまだ未定です)
その際にはまた改めまして、ご案内させていただきます。
 
 
今回も是非、隅々まで研ぎ澄まされた衣服に袖を通してみてください。