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2015年10月の営業予定表

2015年10月の営業予定表です。

 

 

 

 
10月も展示会、打ち合わせ等の予定が多く、
色々対応しやすいように火水木のお休みが多いです。
 
その辺り定休のみなさまには申し訳ないです。すいません。
 
さらにさらに急な予定変更もあるやもしれません。
 
なるべく無いようにしますが、、そんな時はお許しください。

 
 

宜しくお願い致します。
 
 

店主

SCENE.6-2

AUTHOR
2015A/W
SCENE.6-2
 
 
 

 
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coat : susuri
cut : Koton
pants : susuri
 
 
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knit : susri
stole : MITTAN
pin : 田中友紀
 
 

 

jacket : BARBOUR
knit : susuri
pants : 山内
 
 
 
気になられたアイテムがございましたら、色やサイズ、プライス等、
お気軽にお尋ねくださいね。
 
 
カテゴリーページ→ “SCENE” & “clothing”
でもスタイリングアイテムをご覧いただけます。
 
 

SCENE.6-1

AUTHOR
2015 A/W
SCENE.6-1
 
 

 
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shirt : niuhans
pants : Koton
shoes : Doek
 
 
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knit : susuri
pants : 山内
 
 

 

cardigan : Koton
cut : roca
pants : susuri
 
 
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coat : susuri
stole : MITTAN
pin : 田中友紀
 
 
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cut : Koton
pants : susuri
 
 
 
カテゴリーページ→“SCENE”

 
 
SCENE.6-2に続く・・・
 
 

BLACK OVER COAT

 
黒い外套
 
が好きです。
 
むしろその言葉の響きから立ちのぼってくる空気感が好きです。
 
羽織の季節になると一番着ているのも黒い外套です。
 
 
外套というからにはある程度の”だぶつき”が必要です。
ぴったりシュッとしたものは外套ではありません。(独断と偏見)
 
とりあえずそこらへんに転がっているテキトーなものを着ても
仕上げにザッとたっぷりとした大きさの外套を羽織れば準備完了。
外が小寒くても気持ちと足取りは軽やかなんです。
 
 
今季susuriから届いたものはその点申し分ない黒い外套なんです。
 

ドロシーシャツコート
 
そして、
 
スウィープコート
 
 
どちらも文句の無い黒さとたっぷりした生地使いです。
 
ドロシーの方はsusuriを代表する一枚。今季は男性もたっぷりと着楽しめるサイズを用意しています。
 
スウィープコートは新作です。
煙突掃除夫の着ている外套をイメージしたというところがまた完璧です。
こちらも男女ともに選んでいただけるサイズを用意しました。
 
 
外套好きとしてはいくつかこだわりがありまして、
ただサイズ感が大きいだけでは駄目なんです。
 
それは綺麗なAラインを描くこと。
羽織った時に肩回りが不自然にだぶついているのはよろしくないです。ただサイズが合ってないみたいになります。
パターンと生地の選定とパーツを繋ぎ合わせる仕立て、それぞれの組み合わせのバランスが大切なんです。
 
今回のコートに限らずsusuriの生み出すものはオーバーさと身体のラインへの収まりが具合が非常に優れています。
ゆったりとしたサイズ感ながら綺麗でとても品があります。
 
生地も骨格にストンと馴染むよう織り方や染め方にこだわり、
外套としての丈夫さと素材本来のしなやかさを最大限に生かす方法が取られています。
 

 
 
ちなみに、今よりもっと季節が進んだら、
これまたたっぷりとした大きさのストールなどを外套の上(時には下)にぐるぐるに巻くのが好きです。
 
布が歩いているんじゃないかていう具合がいいです。
 
そんなたっぷりとしたいい布も今シーズンMITTANから入ります。
 
たぶん今週末には届いていると思うので、
コートと合わせて、布から足が生えている人みたいな感じを体感しに来てみてください。
 

それぞれの仕事.3

 
思い描くカタチと答え
 
 
 
MITTAN
 
 
今回、AUTHORだけの特別なカバンを製作していただきました。
 
別注 高密度東袋 大
 

 
 
布を纏うような鞄があればと考えました。
 
鞄という堅いイメージよりは布そのもの、または袋に近いもの。
 
最初からMITTANにお願いできればと考えていて、
そのものの成立ちを加味した結果、東袋というカタチにたどり着きました。
 
纏うという点を第一に考え、大きな大きなものを。
 

 

 

 
 
使用した生地は高密度なタイプライター生地にウレタンコーティングを施したもの。
 
非常に強度に優れ、切りっぱなしでも解れにくいのが特徴です。
裏地無しでもカバンとして問題の無い生地なので構造的にも大型ながら非常に軽量に仕上がっています。
 
松を燃やした煤で染めた色合いと、強い張りにより生まれる硬質なしわ感が
まるで鉱物や彫刻のようなキリッとした陰影を刻みます。
 
随所にみられる補強の為のステッチにMITTANらしさが滲み出ています。
 

 
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持ち手部分の結び目を調節すれば、その時々のスタイリングや荷物の量に対応した
形で持つことができます。
 

 
 
シンプルな構造ながら機能性に優れ、古来より使い続けれらている東袋に、
MITTANとしての生地使いや構造が合わさった特別なものです。
 
 
是非、お店で触れてみてください。
 

2歩目始め

こんばんは。

 
 
本日、無事に周年を迎えることができました。
イチトエンも本日からスタートしました。
 
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今日の営業が始まってすぐにご挨拶のブログを書こうと思っていたのですが、
なんということでしょう。もうとっぷり夜も更けてしまいました。
 
オープンから閉店までほんとうに沢山の方に遊びに来ていただき、
あっという間の一日でした。
 
お祝い花やねぎらいのお菓子なども沢山いただきました!
 
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お腹が空いて食べちゃったものもあるのですが、まだまだいっぱいです。
 
 
本来は周年というのは私たちからいつもお世話になっている皆さんに対して、
ありがとうを伝える機会だと思っているのですが、もうほんとうほんとうににありがとうございます。
 
 
まだまだ伝えたい気持ちはたくさんあるのですが、時間が遅くなってしまったので
今日はお寿司(回転ずし)を食べて帰ります。
 
 
周年企画のイチトエンも会期は特になく、まだまだ続きますので、
引き続き、私たちから直接たくさんのお礼をさせてください。
 
 
これからもAUTHORという街の片隅にある小さなお店を、宜しくお願いいたします。
 
 
AUTHOR一同
 
 

それぞれの仕事.2

一年目を振り返り、AUTHORの10
 
 
 
miltata
 
HOFF&Co.
 
 
10のアイテムを選び、ドローイング作品にして頂きました。
 
お願いしたのはイラストレーター、デザイナー、音楽家とマルチに活躍するmiltataさん。
 
“ただなんとなくそこにあるもの”を描く彼の作品が好きで、いつか自分の好きな道具とかを
描いてもらいたいなと勝手に思っていました。今回は念願が叶いました。
 

 
イメージは古い博物誌の挿絵
 
 
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絵とか書物って物質的には脆い紙で残されていることが多いけれど、
驚くほど時代を越えて残り、受け継がれていきます。
 
それが例え、歴史的には名を残さなかった一介の絵師が描いたものであっても同じで、
 
それはやはり、人の残した記憶や痕跡の結晶だからなんだと思います。
 
 
 

オーサーで扱っている現代の世で作られているもの。
 
なるべく後世まで残っていって欲しいものを集めています。
 
それでも、それを手に入れ、使っていく人、それを作っている人たちもあと何十年かで
たぶんいなくなってしまうと思います。
 
それと共にそのものも壊れ、どこかにいってしまうかもしれませんし、一緒に土の中に
入ることになるかもしれません。わかりませんが。
 
そうなった時に、今回描いてもらった絵が、もし、どこかで残り続けていて、
記された年号を見た人たちが、
「あぁ、この時代にはこんなものが作られていたんだな」となにか想ってくれるかもしれません。
そんなことを夢想するための商品として絵というものをセレクトしました。
 

 
 
また、今回は額装する際にも、ひとつ夢想したことがあって、
博物誌というワードからなんとなく標本というイメージが浮かびました。
 
そこで、収める額を標本箱を思わせるカタチにしたいと考え、
オーダーメイドの木工家具職人、HOFF&Co.さんに製作を依頼しました。
 
打ち合わせていく中で、HOFFさんからも、このようにしたい、こう見えるといい、など
しっかりと職人としての美学と哲学を仰っていただき、とてもスムーズにデザインと構造を
決めることが出来ました。
 
その造りの細かさや、額自体の美しさもご覧になっていただきたいです。
 

 
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願わくばこれらの作品が世に末永く残り繋いでいってもらえたらと思います。
 

選んでいく理由

それは裏返すと作らない理由としてもいいでしょうか?
 

 
* * * * * * * * * * * * * * * *
 
 

susuriより、ここからの季節にちょうどいいジャケットが届きました。
 

ハウスマンジャケット
 
 
僕は基本的には、軽いものでも重いものでも羽織は長い丈のものしか着なくて、
 
その理由としては色々試してみたけど、短めなものはなんか似合わない気がして、
結局着なくなってしまていたからで。
 
なので、お店でも仕入れる羽織は基本的にはコートなどの長い羽織が中心なっています。
自分が着たいと思えるものじゃないと入れないというおよそ商売向きじゃない頑固さのせいです。
短い丈の方が好みの方には、ごめんなさい。
 
 
かといって、探してない訳ではなく、むしろ新しいシーズン毎に、今度こそは!と
期待に胸膨らませ、頭も目も血眼になっているのです。
 
 
そして、出逢いました。
 
こんなこと言うのもおこがましいですが、
短い丈が苦手な人が、”これだ!!”と選んできた短い丈のものは、
それはそれはなかなかなものですよ。
 
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いわゆるカバーオールの範疇にはいるデザイン、パターンワークなのですが、
ありがちな剛健さや男くささなどの”角”はsusuriらしい軽やかさで取りされています。
でも、そこはかとない土臭さはしっかり漂わせていて、
その”そこはかとなさ”がやっぱりいいなぁ、と思うのです。
 
それは糸選びや生地の織り方だったり、仕立て方だったり、釦や細かなディティールの引き算足し算の選定だったり。
 
ワークウェアという既存の概念へのsusuriらしいアプローチがなされているのです。
 
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お色はブラウンとネイビーです。
 
僕はとりあえずどちらかを着ようと思うのですが、たぶん結局は両方欲しくなってしまうことでしょう。
すぐには2着はあれなので、売れ切れない事を願います。
そう思えたものは久しぶりです。
 
 
 
よく、いいのが無かったなら自分でオリジナルを作ればいいじゃんと色んな方々から
進言されます。
実際、そういった生業の方々は友人知人にはたくさんいて、手伝ってくれるというありがたい
お話も頂いたりします。
でもそれをしてしまったら何かが曇ってしまう気がするのです。
 
それは今回のような出逢いであったり、”こんなものを見つけたい”という意志や楽しさ
だったり。そういうもの。
 
お店を始めて、およそ一年の新米バイヤーにそれはまずいんじゃないかと思うので。
 
あと、前にもチラと書いたのですが、基本、餅は餅屋と考えている人なので、
こんなにも素晴らしい物作りをされている方々が沢山いらっしゃって、その方々は
もの十何年、何十年とその道を突き進んでいるのに対して、
それこそおこがましいと思うのです。
 
 

僕の感覚は、使いたいと思うものしか仕入れないという点を含めて、
買い物の延長線上のようなものです。プロとは言えないスタンス。
 
そんなお店です。多くのものには答えられません。
 
でもセレクトショップという存在として、まだまだ選ぶ楽しさ、出逢う楽しさを大切にしていきたいですし、
もちろん、お店に来てくれる方々にもその気持ちを共有してもらいたいと常々思っています。
 
 
 
さて、
もう今週の金曜には一周年を迎えます。
 
まだ、たった一年か。という思いもありますが、
その日々の中で出逢ってきた物や人との縁、そして今のAUTHORの位置を
お見せ出来ればと思います。
 
その為、9、10の二日間は出張や準備でお店はお休みとさせて頂きます。
 
派手な演出は一切なく、ひっそりと、でも良いものをその日から、
またその先何十年とご紹介できるお店であれたらなと思います。
 

それぞれの仕事.1

 
一周年目の特別
 
 
 
田中友紀 
 
さざなみ 
 
PRIÉRE DU Miroir
 
 
それぞれの仕事のかたち
すこしだけお見せしますね
 
 
 
田中友紀(金工)+さざなみ(衣服)
 
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待望の白。その特別なワンピースの為にひとつひとつ手造りされた特注釦。
 
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PRIÉRE DU Miroir(オーダーメイドブライダルアクセサリー)+AUTHOR(ものを選ぶひと)
 
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上質で特別な生地をふんだんに使用したターバンです。ほとんどが今回限り使用できるマテリアルなんです。
 
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黒と白で用意しました。
 
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どれも今回限りで用意していただきました。
 
手に触れてもらえば素材の良さとこだわりのある作りに感動していただけると思います。
 
 
あと少しお待ちくださいね。
 
 
※追伸
明日,7日(月)なのですが、ちょっとした取材の為、OPENを12時からとさせて頂きます。
突然の変更となり申し訳ございません。
 
宜しくお願い致します。
 

山内

「 困っています。」

 
* * * * *
 
今シーズンよりご紹介させていただいている「山内」
 

そのブランドネームには”本物の日本人製”を謳う覚悟と自信が込められています。
 

 
辿れば本当に多くの工程や人の関わっているアパレルの世界
 
素材、加工、洗い、裁断、仕立て、縫製、、、
 
まだまだ数え上げたらキリがない、そのすべてに一点の妥協なくこだわり抜いた末に生まれる服の存在感をどう伝えたらいいか、、、、困っています。
 

 
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扱う製品について、基本的には1から10まで語りつくすのはよろしくないと常々思っているのですが、
山内の服のように語られるべき点が1から100まである場合はどうしたらいいものか、、まるで初めての経験です。
 
 
伝え手としての知識の浅さや語彙力の無さを恥じるべきなのですが、
今はただ、
 

「触れば伝わります。」
 
「着れば解ります。」
 
 
まずはこれから伝えようと思います。
 
あとは興味を持っていただけたら(さらにお時間に余裕があれば)
 
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100まで語ります。