6月の営業予定です。
店休日
5wed
6thu
10mon
18tue
19wed
27thu
28fri
6/7fri-9sun mederu CARAVAN 2019summer
詳細は後日に。
お愉しみに。
Monthly Archives: 5月 2019
5/24入荷情報
入荷情報です。
さて、今年の夏は暑いのでしょうかね。
何着ても暑いなら、精神的にも気持ちの良いもの着ましょ。
MITTAN / 竹プルオーバー 表地:竹55%×綿45% 黒 1 ¥18000+tax
Koton / リネンノースリーブワンピース 表地:亜麻100% red ¥27000+tax
TOKIHO / SOLO-Ⅲ 表地:苧麻100% blueeyes 1 ¥34500+tax
R&D.M.Co- / HIGH-GAGE FRENCH SLEEVE 表地:綿100% white ¥95000+tax
R&D.M.Co- / RAMIE SILK SLACKS 表地:苧麻62%×絹38% navy M ¥33000+tax
clothing
article of life
気になられたもの、在庫の有無等、お気軽にお問合せください。
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5月の店休日
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復活
※臨時休業のお知らせ
まずはお礼と復刻別注企画とその通販について
5/11から始まったMITTAN展。
初日と二日目はデザイナーの三谷さんも在店していただきましたが、私たちも三谷さんも驚くほどの前のめりな来店者の数に、嬉しい悲鳴をあげました。
こんなにも、MITTANというブランドとその衣服は信頼と愛情を寄せていただいているのだと、感激しました。ありがとうございます。
さて、再生と還元がサブテーマの今回は、MITTANがブランドの取り組みとしておこなっている衣服補修の促進の為にガラ紡の残布を利用した小敷(俗にゆうコースター)をご用意し、これまでの依頼者様、新たな依頼者様へのノベルティとしてプレゼントしています。
オーガニックコットンの落ちわたを利用したガラ紡の糸に絹を打ち込んだMITTANオリジナルの生地を三枚重ね、補強の為に無作為にステッチで叩いてもらいました。同じものはひとつとしてありません。
今回は、生成に加え、何色か天然染色を施したものも用意しました。
茶色はMIROKUCOFFEEさんに珈琲染めをしてもらいました。
どうしても出てしまう廃棄豆を利用し、彼の淹れてくれる珈琲のように味わい深い色に染め上げてもらいました。
あとの二色は桑の葉染めとベンガラ×藍(藍錠)の染めです。お店の裏で染めました。
桑の葉は、だいぶ前に桑茶用に手に入れていたのにすっかり飲み忘れていたものを使いました。綺麗なこがね色に染まるのですね。よかったよかった。
面も側面もふくふくで水を良く吸ってくれます。サイドのふさふさは店主嫁がひたすらに針金一本を駆使し、丁寧に仕上げています。
三谷さんに、うちではこんなに綺麗にできないと褒めてもらって(三谷さん優しいなぁ)、ご満悦そうでした。よかったよかった。
MITTANとAUTHORとMIROKUCOFFEEで作業を手分けして制作したコースター。
地味で、小さな存在ですが、お気に召していただけると嬉しいです。もちろんこちらも補修、染め直し可能ですので、ガシガシ使ってやってください。
そして、もうひとつのお愉しみは、過去にAUHTORからの我儘を三谷さんに聞いていただき、生まれた別注企画品の復刻です。
2015年のAUTHOR一周年企画で特別に極少数だけ制作していただいた高密度東袋
2017年冬のMITTAN展に合わせて定番のラオスコットンロングシャツをベースに制作していただいた別注型
どちらも好評を博し、その後も事あるごとに、もう作らないのですか?というお声をいただいておりました。ということで、”再生”の名のもとに復刻します。
復刻といっても、実は双方、当時とまったく同じ色の生地の用意が難しいとのことで、
それぞれが別色の二代目となります。でもせっかくならその方がおもしろいですよね。
東袋の方は、同様の生地(高密度のコットンタイプライターに樹脂を浸透させてコーティングさせてある特殊素材。高い撥水性があります)は、前回の松煙染色がもう制作不可ということで、濃黒色となります。このバック、というよりは布袋は組み立てに際しての補強ステッチの入れ方が非常にMITTAN的で魅力的なので、せっかくならと縫い糸を前回同様に灰色にしていただきました。
東袋や角袋を元にした、袈裟懸けも出来る大きな布袋をMITTAN流に作ってくださいと、今思うとなんとも無礼で不躾で、贅沢な依頼をしたものでした。あの頃の自分が怖い。
三谷さんは嫌な顔ひとつせず(メールと電話のやりとりでしたのでわかりませんが、、)、「一周年ですから」と快く引き受けてくださいました。ありがとうございました。
幾つかの形や、素材をご提案いただきましたが最終的には大きさを考え、軽さや強度、あまり古風でありがちなイメージにならないようにと提案していただいた今回の生地は彫刻のようなかりっとした皺の入り方がかっこよく気に入っています。
最初は驚くほどパリパリに立つ生地感ですが、使うごとにくったりしなやかになっていきます。
結び方も長さも、使っていただく方の使い勝手や好みで自由に調整可能です。生地が馴染むほどに、まとめ方や結び方が色々試しやすくなってきます。(一説には20パターン位の結び方が存在すると、まことしやかに囁かれています)
店頭に、店主が四年間ほぼ毎日使っている初代東袋を掛けてあるので、参考にしてみてください。
※ちなみに店主の結び方はパターン5です
そしてもう一つの別注型の羽織。
定番品番のラオスコットンロングシャツの生地と同様の、ラオスのビレッジで手紡ぎ手織りで製織されるふかふかの生地を使っています。
こちらの別注部位はアシンメトリーなパターンということと、使用している色目です。
このような懸け衣という衣服の形態はアジア圏で広くみられるものですが、比較的どの地域でも左の合わせが上にくる着用方法が多く(理由は諸説あり、それも面白いです。聞いてください。)、その点を考慮して、パターン自体を最初からそのような前合わせに適したものとして、別注の元となった型より変化させてもらいました。腰紐がついているので、モンゴルのデールなどのように襟元まで合わせを深く被せて着ることが出来ます。強風の日にいいです。
また、生地の分量を増やしたことで、全体のバランスを考えて通常より15cmほど長くしてあります。
色は性差の出にくい色にしたくて、定番では使われていない淡い色を選択しました。
前回と全く同じ染色のものが無かったのですが、近い色を探していただきました。(前回はイモ、今回はテン)
また淡い色目は、ここから長く着ていく中で、それぞれが好みの色味に変化させていけると思います。
汚れや日焼けを恐れずガシガシ着てやってください。
サイズは1、2、3の展開
ちなみにこちらも、店主私物の初代を店頭に掛けてあるか着ているので、一年半着込んで、ふわふわくったりとした生地感を感じてみてください。
それでは最後に今回の別注企画品の通販に関して。
すでに会期が始まる前、また始まってからも、何件かお問合せをいただいております。
皆様には一様に、会期終了後に在庫がありましたら、お問合せ順にご案内致します、とお伝えしております。
普段からMITTANの問い合わせは多いのですが、基本的にMITTAN取り扱い店舗様がある県にお住いの方にはやんごとなき理由がない限りは、その土地で扱うお店さんで選んでくださいと、
お断りすることが多いです。じゃないと、お店で実際に試して、体感して選ぶ価値が失われてしまいますし、いつもお店に来てくださる方々が見るより先に無くなってしまうからです。
ただ、今回の品に関しては、AUTHORでしか選ぶことができないものなので、この会期以降は、せっかくなら様々な遠方の方にも使ってもらえたらいいなぁって思い、出来るだけご要望に応えたいと考えています。逆にいつもAUTHORに来てくれている皆様にとってはライバルが増えることになってしまいますが、そこは地の利を生かして、是非、前のめりに着に来てくださいね。
さて、今回の展示も、前半を終えようとしています。
多くはないですが、見どころのある追加品があったり、逆に他のMITTAN取り扱い店舗様からのフォロー依頼で、どんどん旅立ってしまうものも多いです。
次の開催は早くてもまた一年半後。是非、この機会に。
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5月の店休日
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補修承ります・・・その3
“その2”からのつづきです。
さて、これまであった補修依頼内容と実際の補修事例をご案内します。
まずは補修依頼の内容を、上からご相談の多い順に列記します。
・日焼けによる退色、変色
・摩耗による穴開き、生地のほつれ
・汚れ(食べ物汚れ、インク、カラー剤、等々)
・ブリーチ剤による脱色
・糸切れによる縫い外れ
・腰紐の摩耗切れ
ざっくりいうとこのような内容です。
さらに細かく、例えば生地のほつれなどは、おしり、股下、袖口、ポケット口、裾、衿ぐり等、様々な部位があります。
わたしは左足を上に膝を組むことが多いので、右ひざがよく擦れて生地が薄くなります。
長く着ていただくことで、起こるトラブルなのでそれぞれに着用者ごとのダメージの個性があって面白いです。
美容師さんなんかは、様々な薬剤での変色が日常的なので、MITTANのリペアサービスをとても喜んでいただけます。なので結果的にMITTANファンが多いです。
そして、実際の補修事例です。
・染め直し
・裏地当て布+ミシンステッチによる補強、穴塞ぎ
・ダーニングによる繕い
・腰紐の交換
・バイオウォッシュによる繊維毛羽立ちの除去
補修事例はこのような感じです。
ほとんどが染め直しと補強で解決します。
染め直しは、一番多いのが黒染めです。汚れも日焼けも基本的には、このご依頼が多いです。
ただ、黒で濃く染める一辺倒なだけではなく、日焼けの場合は元々の色で染め重ねたり、まったく別の色で染めての解決方法もあります。
黒の上から藍で染め重ねたり、胡桃やベンガラなどの天然染色で、変色自体をうまく利用して別の魅力を引き出すことも状態によっては可能です。
染め直すことで、次からの日焼けや退色がゆっくりになる二次利点もあります。
一度、染め直しのご依頼を頂いた方からのリピートは高く、満足度の高さが伺えます。
事例1:墨黒の日焼けの上から胡桃染め(※1:カディシャツ/※2:綿高密度シャツ)
※1
※2
事例2:黒の日焼けの上から藍染め(※3:ロングジャケット)
※3-1
※3-2
補強も様々な部位と、方法があります。
基本的には補強方法はブランド側にお任せとなりますが、実際の服や生地の状態、部位によって、もっとも適切で使用に問題の出ない補強方法を選択してくれます。
また、その直し方やステッチの入れ方が素晴らしいのです。古今東西の古着や古布の直しを知り尽くしているMITTANならではの業が光ります。
珍しい事例では、カット地の生地表面が毛羽立ち、白っぽく色抜けをしてしまった状態に、バイオウォッシュをかけ、毛羽を除去して発色を復活させる方法もありました。
ちなみに、これは嫁のです。期間中着ていると思うので見てやってください。
このようにトラブルの種類と補修方法は様々なものがあります。
出来るだけ、その一枚一枚に向き合って最適な補修をおこなうことを心掛けます。
きっと喜んでいただけると思います。
最後に大事なこと。
補修依頼に関するマナーと注意点です。
まず第一に補修のご依頼をお受けする衣服の状態について。
新品や、それに準じるそれほど状態の悪くないものの、染め直しはご遠慮いただきます。
その為、軽度の変色や、日焼けに関して、こちらの判断により一旦お断りさせていただくこともございます。
その理由に関して、まず、原則的に生地を染めるという行為は少なからず、生地にダメージを与えるということだからです。
布を染めるという工程では、酸性またはアルカリ性の、物質を溶かす性質のある液体に一定時間漬け込むという作業になります。
それは天然染料、化学染料、顔料、とそれぞれで差はあれど、同じこと。
衣服を長持ちさせるという前提の元、おこなう補修ですので、不必要な染め直しは極力さけるということが大前提となります。
ただ色が気に入らない、着てみたら似合わない気がする、飽きたから気分を変えたい、出来るだけ新品みたいな状態がいい、などの理由ではお受けできないことをご了承ください。
その点で、ブランド側も、お店側も、衣服愛第一主義であることは共通の想いです。
そして補修費用や期間に関して。
実際の衣服の状態や補修方法に応じて、費用や仕上がりの期間は変動します。
まず費用に関しては、これまでの事例から考えると、正直クオリティに反比例してとてもやさしいお値段だと感じています。そこがお客様からの満足度が高い理由の一つだと思います。
染め直しに関しては化学染料か天然染料かで変化しますが、これまでの事例でいくと¥2000~¥4000の間が平均的なところです。
ほつれの補強も数や大きさで多少変化しますが、¥1000~¥2000前後が平均的な価格となります。
ただ、実際は補修をおこなって初めて実費が出ますので、基本お代は受け取りの際となります。
仕上がりの期間に関しても依頼内容で変化します。
例えば染め直しに関しては、基本ブランドの本生産の時期に準じる為、染色方法で時期に差が出ます。
ご依頼をお受けする際に、出来るだけ今後の予定を鑑みてお伝えしますが、ある程度の期間いただくことをご了承いただけましたら幸いです。
いやぁ~、、長くなりました。文字多すぎです。
読んでいただくの大変でしたね。ありがとうございます。
ところどころ難しいことも書きましたが、実際はそこまで難しく考えることはありません。
気軽に相談してみてください。しっかりと親切丁寧にご案内することを心掛けます。
企画展時には、店主のじっくり着込んだ補修済みの私物を展示したり着たりしています。また、一部お客様からお借りしたものも。
ほうほう、3、4年着込むとこうなるのかぁ~補修するとこうなるのかぁ~、とご参考にしてみてください。
一度でも補修をお願いすると、帰ってきた時の感動で、またお願いしたくなりますよ。
それが衣服を大切に永く着続けていくことに繋がれば私たちはとても幸せです。
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5月の店休日
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補修承ります・・・その2
“その1”からの続きです。
続きといっても、”その1”を書いてから、自分で読み返したら、なんか重っ、暗っ!となったので、
前回の内容から繋げつつ、もう少し明るくお話のつづきを書きますね。
やっぱ、夜に書くのはだめですね。なんかこう鬱屈したものが沈殿しています。
これを書いている今現在は爽やかな初夏の陽光差し込む、昼下がりの14:25。
昼食後の睡魔に襲われながら、うつらうつらと書いています。ぜんぜん進まない。
さて、色々ありまして、補修のお話ですね。
ご存知の方も多いと思いますが、MITTANは製品のリペアサービスをおこなっております。
どんなに永く着続けることを念頭に作られた衣服も、日々の行動や、雨風、日の光、汚れ、お洗濯を繰り返していけば、変化していきます。
生地はくたりとし、色は日焼けし、白は黄ばみ、膝やお尻は擦れて摩耗していきます。わたしはよくコーヒーを浴びます。油も飛ばします。
それらを劣化と呼ぶか、味と呼ぶかは個人の捉え方ですが、多かれ少なかれ1、2年経てば何かしらの変化があります。
しかし、それらのダメージは衣服全体の機能で見たら軽微で表面的なもの。
特に、衣服が着られなくなる理由第一位の汚れや日焼けによる退色は、実際は着用にはまったく問題なかったりします。
擦れによる生地の痛みや穴も、余程大きく、まずいところに開いていなければ、誰に憚ることもなく、簡単に塞ぐこともできます。
でも、やっぱり出来るだけ奇麗な服を着ていたい。味はいいけど、よごれはみっともないというのは現代社会に生きる宿命(さだめ)。
そこで、MITTNAがメーカーとして一肌脱いだのが、補修をおこなうということ。
自分たちが、多くの職人さん達と共に生み出した素晴らしい衣服を、一日でも長く着てもらえるように。選んでいただいた方々の生活の中で愛され続けるように。
ブランド単位ではなかなかできることではありません。
毎シーズンの企画や、制作、プロモーション作業等、多岐に渡る仕事の中に、送り出した製品の補修までおこなうなんて。
でもMITTANはブランド立ち上げからリペアサービスを掲げています。
そもそも、製品染めや染め直しを考慮して、縫製に綿糸(通常はポリエステル糸など。後染めでは染まりにくい)を使用したり、長く着繋いでいくことを真剣に考えた生地の選択だったり、生み出す側として消耗品として買い替えていってもらうという概念は持っていません。
実際に使われる多くの生地は、着用頻度に寄りますが一年~三年のうちに、まるで別の生地のように良い風合に仕上げっていきます。
逆に、最低でもその年月以上を経なければ、ブランドとして提案している衣服の本当の価値を味わってもらうことができません。
ただ目に見えるデザイン性や、ブランドコンセプトだけが価値の本質ではなく(もちろんそれぞれも同様に重要ですが)、使い続けることで味わうことのできる素材の恩恵こそがMITTANの魅力だと私自身も日常の中で体感しています。
この補修サービスは店主含め、これまでも沢山のお客様に利用いただいています。
皆さん、一様に感動し、笑顔で再び着用をし続けていただいています。
しかしながら、この四年間でAUTHORから送り出したMITTAN製品の数を考えると、全然まだまだ依頼は少なく、正直もっとあってもいいはずなのに、と感じています。
もちろん、必ずしも補修をする必要はありません。丁寧に丁寧に着ていただいて今のところまったく問題ないという方もいらっしゃると思います。
でも、もし何かしらのトラブルがあり、もっと着たいけど着にくい、気に入ってたけど今じゃタンスの肥やしになっているという方がいらっしゃいましら、是非、ご相談ください。
今企画展会期中にご相談いただき、補修依頼を出していただいた方にMITTAN×AUTHOR謹製の特製ガラ紡敷布をプレゼント致します。
(※数に限りがございます。それなりにご用意はありますが、ご依頼の先着順での進呈となります。)
経糸に絹の紬糸、緯糸にオーガニックコットンのガラ紡糸を打ち込んだ、MITTANオリジナルのふくふくの特製生地です。
ブランドの定番品番のOCガラ紡ジャケットシリーズの制作の際に出る残布を再利用しています。
写真の生成りの他にも天然染色を施したものも現在仕込み中です。おたのしみに。
あ!ちなみに、これまでに補修依頼をされたことがある方には一枚差し上げます。
私たちもだいたいは憶えていますが、身に覚えのある方は是非ご申告を!
補修内容はお客様の持ち込む衣服の状態に応じて多岐に渡ります。
どのような補修方法や、補修事例がこれまでにあったか、“その3”につづきます。
もうしばらくお付き合いください。
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補修承ります・・・その1
お店を開いて、だいたい4年半。
MITTANというブランドを扱って、だいたい4年。
店主の偏愛と、ブランドの生み出す衣服の信頼性も相まって、
それなりの枚数を多くの方々に渡して参りました。
実際に手にして、日々の生活で着ていただいている方々ですと身をもって体感していただいていると
思うのですが、MITTANの衣服は着用と手入れを重ねるごとに、まるで別物の様に変化していきます。
もちろん良い方に。
最初からもちろん良いです。
何が良いかというのは、さまざまな価値観での見解があり、何かしらを見出して選んでいただいていると思うので、改めて語ることは野暮というもので、ここでは割愛します。
わかってる、わかってるよそんなことは、と皆さんも頷いてくれることでしょう。
さて、話を戻しまして、MITTANの衣服の変化について。
それを説明する為に、ここでは衣服を構成する生地、つまり使用される布自体にフォーカスをします。
衣服には最初が一番良い状態であるものと、使用を重ねるごとに良い状態に変化していくものの、前者と後者の二つがあると考えます。
前者は乱暴な言い方をするとファッション物という存在価値を前提に作られているものが多く当てはまります。
ある者の美学哲学を投影させた作品的要素、他者の視線に触れ評価を得る、もしくは他者との相対的な違いや優劣を競う為のもの、社会において、経済活動を促すための一つの要素、媒体として利用されるもの。
これらは、現代においては衣服に求められる価値の85%程を占め(と個人的には思っています)、故にこういったことを前提に生み出される衣服はそもそもが長く着られることを前提に作られておらず、物質的にも、(それを着用する人たちの中で)精神的にも非常に短命な存在として位置づけられています。
なので日常で着用すれば着用するほど、お洗濯を繰り返すほど劣化し、最初に手にした時のあの魔法は解けて、やがてタンスの肥やしに、もしくは毎週火曜日の燃えるごみの日に、運が良くても古着回収に回される運命でしょう。
そういった衣服の存在性は、生み出される時点で、細かく言及すると、原料、糸、生地の段階でほぼ決まっています。
そういうものなんです。生み出している本人たちがそのつもりでいるので、仕方ありません。
文章の端々に棘が感じられるかもしれませんが、私自身はそれらに対してまったくの否定派というわけではありません。
そういうものが有り、そういうもんなんだなと思っているだけです。
さて、それでは後者について。
使用を重ねるごとに使う側にとって利点の増す変化のあるものは、まずそれを生み出す人たちの意思が反映されているものと、無意識的でありながら結果的に長持ちし、且つ良い状態に変化していくものがあります。
前者はもちろん例を出すならMITTANの衣服で、後者は過去の時代(日本で言うと古代から昭和の前半くらいまででしょうか)に生み出されていた衣服です。
ただ、共通している意思はあります。
それは衣服を消耗品であると捉えていないということ。
出来るだけ永く、気持ちよく着ていきたいと思い、生み出しているということです。
しまった、、、
書きだしたらとても長く、重たくなってしまった、、、。いつものことですが。
全然タイトルの本題に触れていないし、全然おもしろくないですね、、着地できるのか。
“その2”に続きます。繋げます。
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