11月の営業予定です。
今年もあと2ヶ月なんですね。早いものですね。
さらにいえばあと61日なんですね。あっという間ですね。
さらにさらにいえば1464時間なんですね。よくわからなくなってきましたね。
月の中頃には毎年恒例のあの美味しいあれのご予約も受け始めれたらと考えています。
詳細はまた、お知らせしますね。
Monthly Archives: 10月 2016
秋の夜長を楽しむために
営業時間変更のお知らせ
そうでもあるし、そうでもない
MITTANの衣服を扱っておおよそ2年経ちます。
年に2回の展示会、そこでお願いしたものがお店に届いた際には
ひとつひとつを写真に収めるので、その度にそれらと、じっと向き合います。
それ以外にも、自ら日々の中で着ている時や、お客さんに選んでもらい、そして
それを着ている姿を見れたときに。
その度に、思うのです。
時に嬉しく、時に少しじれったくなるような、そんなこと。
「世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史を元に、現代のあたらしい民族服を提案しています」
「生地は日本各地の産地を始めインド、ラオス、中国といったアジア圏のものを主に使用。随所に草木染めや古裂を用いて衣服が経てきた歴史を感じてもらえるよう、デザインをしています」
それぞれがMITTANのホームページに記されている言葉です。
前提としてまず、いわゆる洋服ベースではなく、アジア諸国に伝わる民族服の
カタチや成立ちを骨格としています。
その為、日本人としては和もののようにも感じますし、欧米のものにはない
アジアの民族、民芸が持つ渋みやエキゾチックさも感じられます。
おおよそ多くの方がそのように捉えているのではないかと思います。
しかしそれらは、もちろん正解でもありますが、すべてではないと感じています。
毎回写真を撮るとき、自らが着るとき、誰かに提案するときに、
どのように魅せるとかっこいいか、より素敵になるか、そんなことを
考えながら向き合っていると、
時に土着の土臭さや、日常の中での道具としての利便さを感じたり、
そうかといえばある種、正反対のモードのような洗練された美しさも感じられたりします。
最近の僕は、むしろそういった感覚で触れ合うことを楽しんでいます。
遥か彼方、西欧の地から長く長く続いていたシルクロードを結ぶ各地で生まれ息づいていた様々な国の文化や、極東のこの地で成熟した和のかたち。
そこにもたらされた洋の文化や技術。
西暦2016年分のすべての上に成り立つ、現代の民族服。
ただただ過去を掘り返すだけでは生まれない、今だからこそ生まれたまったく新しい衣服であると感じると、見方、捉え方、使い方が大きく大きく広がる気がしませんか。
あらためて、袖を通してもらったら伝わるものがきっとあると思います。