2021年11月1日

 

前回の投稿から引き続きまして、今回のMITTAN展について。
 
 
そうそう、勿体付けていたAUTHOR別注品について、です。
 
 
2015年の一周年はアズマバッグ
2017年の秋冬展は別注羽織
2019年の春夏展はその両方の復刻
 
 
そして2021年の秋冬展では、
 
 

 

 

 

 

 

 
 
 
別注染色の毛布です。
 
 
MITTANファンならずとも、皆々様ご存知の毛布。
その聖域に遂に手を付けさせていただきました。
 
 

 

 
 
MITTANの通常ラインにある毛布/薄灰の小と大にそれぞれ茜の染料で絞り染めを施しました。
 
今回その絞り染めを施してくれたのはEarth Ageを主宰する染め師の神尾和直氏。
名古屋市緑区に残る伝統工芸有松絞りの染工所にて絞りを中心とする染め加工の仕事に従事した後、独立。
現在は絞り染めの技術に加え、古来より伝わる天然染色を中心に、自身のデザインした衣服と染め加工の依頼を受ける工房を営んでいます。
 
 

 

 

 

 
 
 
企画として最初から毛布に絞り染めをという出発地点では無かったですが、
漠然とあったイメージと神尾さんの持つ技術との相性が合わさった時に、今回の形が最もしっくりきました。
 
今回の別注はすべてをMITTANアトリエ内で完結させる形ではない初めての試みでもあったのですが、
ブランド側のご理解と、神尾さんのフレキシブルな対応により、結果素晴らしい品が生まれました。
 
 
自分の中にあった漠然としたイメージは、いつか見た朝焼けの光景でした。
水平線や山の稜線に陽の光がゆっくり溢れ出るかのような様子を、茜染めの得も言われぬ緋色と、絞りによって描かれたおおらかな曲線が表現してくれました。
 
染めのサンプルが上がってきた時にはほんと唸りました。
ありがとうございます。
 
 
そんな経緯もあり、色の名前は暁(あかつき)と決めました。
 
 

 

 

 
 
これはなんというか、、そうであってほしいという希望もありますね。
今展示のタイミングでこれが出来た事には各種生業の皆様にただただ感謝です。
 
なので皆さんにも実物をご覧いただけることを愉しみにしています。
 
気に入ってもらえましたら。
 
 
MITTAN 展
2021.11/6sat – 14sun
※11/6と7は通常より二時間早く11時OPENです