BLACK OVER COAT

2015年9月17日

 
黒い外套
 
が好きです。
 
むしろその言葉の響きから立ちのぼってくる空気感が好きです。
 
羽織の季節になると一番着ているのも黒い外套です。
 
 
外套というからにはある程度の”だぶつき”が必要です。
ぴったりシュッとしたものは外套ではありません。(独断と偏見)
 
とりあえずそこらへんに転がっているテキトーなものを着ても
仕上げにザッとたっぷりとした大きさの外套を羽織れば準備完了。
外が小寒くても気持ちと足取りは軽やかなんです。
 
 
今季susuriから届いたものはその点申し分ない黒い外套なんです。
 

ドロシーシャツコート
 
そして、
 
スウィープコート
 
 
どちらも文句の無い黒さとたっぷりした生地使いです。
 
ドロシーの方はsusuriを代表する一枚。今季は男性もたっぷりと着楽しめるサイズを用意しています。
 
スウィープコートは新作です。
煙突掃除夫の着ている外套をイメージしたというところがまた完璧です。
こちらも男女ともに選んでいただけるサイズを用意しました。
 
 
外套好きとしてはいくつかこだわりがありまして、
ただサイズ感が大きいだけでは駄目なんです。
 
それは綺麗なAラインを描くこと。
羽織った時に肩回りが不自然にだぶついているのはよろしくないです。ただサイズが合ってないみたいになります。
パターンと生地の選定とパーツを繋ぎ合わせる仕立て、それぞれの組み合わせのバランスが大切なんです。
 
今回のコートに限らずsusuriの生み出すものはオーバーさと身体のラインへの収まりが具合が非常に優れています。
ゆったりとしたサイズ感ながら綺麗でとても品があります。
 
生地も骨格にストンと馴染むよう織り方や染め方にこだわり、
外套としての丈夫さと素材本来のしなやかさを最大限に生かす方法が取られています。
 

 
 
ちなみに、今よりもっと季節が進んだら、
これまたたっぷりとした大きさのストールなどを外套の上(時には下)にぐるぐるに巻くのが好きです。
 
布が歩いているんじゃないかていう具合がいいです。
 
そんなたっぷりとしたいい布も今シーズンMITTANから入ります。
 
たぶん今週末には届いていると思うので、
コートと合わせて、布から足が生えている人みたいな感じを体感しに来てみてください。