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2016年1月6日

突然ですが、掲げます。
 
 
“slow”
 
“chic”
 
“contemporary”
 
 
2016年AUTHORのテーマです。
 
かといって、今年だけのことではなく、
始めた当初から頭の上のあたりをもやもやふわふわ漂っていた、なんとなく大事にしたい感覚と
いいますか、想いみたいなものが2年目の冬の冷気にあてられてキュッと固まってストンと落ちてきたので、せっかくだから口にしてみたというかんじです。
(今回はこんなかんじで全編フワッとした内容ですが、とりあえず書き進めていきます)
 
それぞれの言葉がオーサーのセレクト感やお店の在り方を表すもので、それぞれが強弱をつけながらバランスをとってひとつの価値観を形作るという感覚です。
(だいぶフワッとしてきましたが、まだ続きます)
 
“slow”はそのままだと”ゆっくり~”みたいな意味ですが、
ここではなんというか、”流されない余裕感”とか”一旦、目を閉じて立ち止まって”みたいな意味で使います。
要は、走る人を見て慌てて走るとかせず、逆に周りを気にして歩みをとめず、突き進め!みたいな自己の自由さや、哲学、美学を大切にしたいということです。
(あと二つあります)
 
“chic”は”洒落た”や”上品な”みたいな意味ですが、
まぁ、だいたいそんな感じの意味合いなんですが、もっと内面の品といいますか、
自己を律する意志や美学、自分はこうが素敵だと思う!という己の成長を促すような想いを持つということです。素直な自分がちゃんと格好良くある為に程よい緊張感を楽しめたらいいんじゃないかと思うのです。
(あと一つ、がんばって)
 
最後に”contemporary”
“今日的な”や現代的な”という意味で使われる言葉で、主に前衛的なアートやそれに属する表現に冠する
ことが多いですが、ここでは、どちらかというと温故知新といいますか、既に存在するものに対して、現代を生きる人として別の角度から新しい意味や価値を見出してみるという意味合いです。
(おつかれさま)
 
 
ちなみに、スロー&シックは今からさかのぼること十数年前に某ポパイというとある雑誌の見出しとなった言葉でした。
時代は巡るといいますが、実際は、それは違うと思います。
そこにあった感覚は元々、人の中に在り、また在り続けて、時代の方が勝手に巡っているだけだと思います。
巡らしているのは果たして誰の仕業によるものなのか。
 
 
さて、
2016年のオーサーのセレクトはこれまでに挙げた三つの言葉が持つ感覚を投影したものとなります。
といっても、大きく内容が変わる訳ではないのですが、その意図とするところをより感じてもらえるよう研ぎ澄ましたラインナップになると思います。
 
1月から新しいものが届き出します。また、既存のものに関しても、今の貴方の視点で改めて
愉しんでもらえたらと思います。
 

 
お楽しみに。