今期よりご紹介いたします。
「yasuhide ono」
ずっと探してたんですよ。でもなかなか見つけられなくて。
やっと出逢えました。
アクセサリーとして”飾る”というよりは”込める”とか”託す”という方がしっくりきて、
色々なものが形骸化している昨今で、そういった本来の存在性を感じさせるものって多くはない気がします。
作り手自身が諸国を巡り見つけた素材。
巡り合った瞬間の感情の機微を壊さぬよう、でも作家個人としての経験や趣向はしっかり投影されていると感じました。
fashionでもない、ethnicでもない、yasuhide ono らしさ。
まるで古い時代からそこにあったかのようなプリミティブさと、
現代の日常に溶け込む為の作為的なそぎ落とし加減の同居が、
僕自身、そしてここから選んでくれるかもしれない誰かとの長い付き合いを連想させてくれます。
是非一度、実際に身に着けてみてもらえたら。
onoさんは福岡県の宮若市という土地で、もともと鶏舎だった建物を改装した
アトリエ兼ギャラリーショップ”うつしき”を運営しています。
http://utusiki.com/
折があれば僕も訪れてみたいのですが、もしそちらの地方に行かれる方がいらっしゃいましたら、
是非足を延ばしてみてはいかがでしょうか。