かの民芸運動の祖である柳宗悦は、ものの持つ美しさを引き出すための有効な手段として、
陳列・展示に重きを置いたそうな。
それ自体が一つの技芸であり創作であり、展示品と共に空間すべてが作品となるように心血をそそいだ。そうな。
さて、それはお店にもいえます。
すでにそれぞれの作り手より、素晴らしい品々が届いています。
ただ、それだけで魅力を放つ品々を、その空間を司る店人がどのように魅せるかはとても大切で、責任を伴う作業です。
大きなところを言えば、そもそも器となる建物、空間からはじまり、
什器、照明、小道具、ほにゃらら、に至るまで、数限りない点と点を繋げていきます。
しかし、いくら逆立ちしようが未熟なわたし。
日々、試行錯誤の連続です。
4年目を迎えるにあたって今一度、それぞれのものはちゃんと魅せれているのかと立ち返って、出来うることからこつこつとする日々を過ごしています。
什器を作ったり
板を塗ったり
吊るしたり
照らしたり
いろいろと。
答えは無いけれど、それぞれのものと、その向こう側にいる、お店を信じて託してくれた作り手の方々に報いれるように。
なにかを期待して脚を運んでくれる方々に楽しんでもらえるように。
ひとまず、今できるカタチとなっています。
といってもやはり試行錯誤の日々は終わらず、変化はあると思いますが、この秋のAUTHORを是非見に来てやってください。