伝えきれないという伝え方

2017年3月10日

 

MITTANからいくつかのものが届きました。待望でしたね。
 
 
それらを目の当たりにし、触れて、纏い、風に靡かせ、光にかざし、影を視て、写真に収める。
そうした結果、ちょっと僕の稚拙な言葉や写真の腕では伝えきれないと悟りました。
 
とりあえず写真を載せますが、10分の一もそのほんとうのことを伝えきれていないと思います。
というのも、いくら言葉を尽くそうともそれは野暮なこと。
 
実際に触れてみてもらうこと以外では伝えきれないというのが今できる正しい表現なのかもしれません。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
ちなみに少しだけ言葉で説明しますと、
 
ラオスの村で綿や絹を手紬手織りし、グァバやソメイモ、テンや泥で染色した生地、や、
インドの超長綿スビン糸を使い、播磨藍を灰汁発酵建てし、染めた多目的な綿布、など。
 
これを聞いて、手に取るように伝わる方は少な目だと思います。
言葉や情報とは伝達手段の一つに過ぎません。
人は目の当たりにし、手で触れることで初めてほんとうのことが伝わるんだと思います。
 
ちなみに、今回一つだけ僕が伝えられること。
最後の写真のガラ紡糸を打ち込んだ生地を使った布は大きさを別注しました。
通常約30cm×30cmのところを約30cm×45cmのランチョンマットに利用しやすいサイズでお願いしました。
“約”と付けるのは、服を作る際にでた残布を利用したもので、一枚一枚で継ぎ方が変わる為、サイズも若干違いが出来るからです。
 
以前にお客様からもう少し大きいサイズだと丁度いいかもというお話を聞き、確かになぁと思ったので。
いつもお願いを快く聞いてくださる三谷さんに感謝、感謝です。
 
一つとして同じ継ぎ方はないので、是非、比べてお好きなものを選んでみてください。
 
 
ふむ、やっぱり説明を文字にするというのは長くなりますね。
きっともっと上手な言葉の繰り方があるのでしょうが、今は、まだまだ。