MITTAN展について

2017年11月12日

 
11/23(木) ― 12/3(日)

MITTAN 展 -抽象、具象 切実なるもの―

 

 

 

 
 
先にご紹介している別注品について書いた文章の中や、月の営業予定案内でも触れていますが、
上記の日程で企画展を催します。
 
 
 
MITTANとの出逢いは3年前に遡ります。季節は丁度今頃でした。
デザイナーの三谷さんより展示会のご案内をいただいたのがお付き合いのきっかけでした。
 
その時点でMITTANの存在は知っていたのですが、AUTHORとしてお店を始めて間もないこともあり、こちらからオファーするにはまだ早いかな、、、と考えていたところだったので、なんでウチに!?と心底驚いたものです。(見返したら、やり取りしたメールにもそのように書いていました)
 
メールのやり取りから1週間程してその頃まだ大阪にあったアトリエで初めてお逢いし、次のシーズンの衣服を拝見したあの時から、僕はもうずっとMITTANの虜になっています。
そのクリエーションは、あまりにも他に代えがたいものなのです。
 

<一番初めに選んだMITTANの服。染め直しと補修をしてずっと着ています。>

 
 
今回の企画展、とにかく念願でした。
だいぶ以前からお話をしていたと思うのですが、なかなかに機会が合わずようやく、です。
 
AUTHORさんとやるなら何か特別なものを作るなど、準備の時間や話し合いを重ねてやりたいと仰っていただいたことがうれしく、しっかり時期を熟して、別注品の企画も実現しました。
 
 
普段はなかなか一遍には並べられないMITTANのフルに近いコレクションが集まります。
また、現在レギュラーラインでは使用が難しいラオスにて製織されるHPE監修の手織りシルクの生地でのパターンオーダー会をデザイナー在店日の25、26日限定で催します。
 
 
あと、サブタイトルに記してある言葉についてなのですが、これは今回、三谷さんから、AUTHORという場所で企画展をやるにあたって、店主としての”言葉”を添えて欲しいという要望をいただいたことがきっかけで、僕自身の考える今企画内容の核となるものを文字に起こしたものです。
 
 
この三年間で、MITTANの衣服、デザイナー兼作り手である三谷さん、日本や世界の各地に残るものづくりの在り方から学ばせていただいたこと、気付けたこと、そしてこれからのこと。
それらを言葉や視覚的に表した、AUTHORの店主としての一つの回答をインスタレーション形式でMITTANの衣服と共にご覧いただけたらと考え準備をしています。
 
と、そんなに大したことはできないのですが、、、拙い表現の中から何か感じてもらえたら幸いなのですが、果たして、、、。
 
 
 
MITTANの衣服はこれまでに、お店からたくさんご紹介させていただき、たくさんの方々に旅立ち、この街の中で息づいていると思います。
今回のご案内で改めて書くことは、野暮な気がするので、あえて言及しません。
 
とにかく目の当たりにし、触れて、着てもらうこと。
そこにすべてのことがあります。ぜひ脚を運んでいただけましたら。
 
 
そして、もうひとつ。
今回の企画展に準じて、愉しみな展示を準備しています。
店主個人のライフワーク、また幾人かの有識者からのご協力を得て、なかなかな見応えとなりそうです。
 
被服文化の過去と現代と未来を、まあぁるくひとつなぎに結び付けるために。
 
それは、また後日改めて、、、。